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医療法人社団 黎明会 さくらの丘クリニックはリハビリテーションと透析を専門とするクリニックです。

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シャントについてShunt

シャントの管理

シャントは透析患者様にとっては命綱であり、トラブルがなく良好な状態に保つことが大切です。シャントの管理や注意は、透析中だけでなく透析中以外での日常生活にも必要なことです。シャントトラブルが発生すると痛みや発熱、新たなシャント造設手術を行うなど、患者様に大きな負担がかかってしまいます。
当透析室では、透析患者様の大切なシャントを良好に保っていただくためしっかりと管理させていただいております。
今回は、そのシャントを良好に保つためについてご紹介いたします。

シャントとは

動脈と静脈を短絡させて、動脈の流れのよい血液を静脈へ直接流すことをいいます。
通常シャント作成を行う場合は患者様の血管を使用しますが、使える血管がない場合は人工血管を用いてつなぐことになります。
血液が動脈側から出て血液ポンプを通り、ダイアライザーと呼ばれる腎臓の働きの代わりをする装置を通り、透析液を供給して静脈側に戻すといった流れになります。


シャントの観察

○スリルがあるか
血流の振動を確認します。いつもと比べ強弱があるかどうか、振動がなくなってしまってないかシャント部に手をあて血流の振動を確認します。

○シャント音の確認
聴診器をあて、『ザーザー』や『ゴーゴー』という低い音が聞こえるか。いつもより音が弱くないか、いつもと違う『ヒュンヒュン』や『キュンキュン』といった高い音がしていないか確認します。
もし、このような高い音がするようであれば『狭窄』の可能性があります。

○痛み・熱感・傷の確認
内出血はないか、血色不良はないか、皮膚の色はいつもと同じか確認します。

正常なシャント 狭窄のあるシャント

シャントのトラブル回避

○圧迫防止
シャントを圧迫して血の流れを悪くすると、狭窄や閉塞の原因となります。
血圧測定や点滴・採血、圧迫されるような衣類の着用、腕時計や指輪、手提げかばんなどで締めつけない。また、腕まくらや重たいものを持つといったこともしないでください。

○感染防止
透析後の入浴はシャントの感染・出血を防ぐため翌日まで控える
穿刺孔を保護している絆創膏は細菌の繁殖を抑えるため翌日には外し、よく乾燥させる
絆創膏がぬれている場合、湿ったまま放置しない
細菌が繁殖しやすくなるため、新しい絆創膏に貼り変える
クリーム等で乾燥を防ぎかゆみ予防をする
爪を短く切る
手洗いや消毒を充分に行う

透析の前後管理

透析前は、シャント側の腕を十分洗い清潔にします。
以下は、シャント肢の洗い方について見本を掲載します。

@ 手で石鹸をこすり、よく泡立てます A 外部からの病原体の持込みを防ぐため、穿刺する部位を中心に洗います
B よく洗い流します C ペーパータオルで押さえるように水分を拭き取ります

透析後は、止血を十分に確かめて、穿刺部を清潔にしてください。
止血をしっかり行わないと出血してしまうことがあります。また穿刺部に菌が付着してしまうと、菌が血液中に入り込み、合併症にかかってしまうこともあります。またシャント肢を人工血管で使用している場合、自分の血管を使ったシャント肢より感染しやすいですから注意が必要です。

日常生活で必要な観察・管理を当スタッフが注意徹底いたしますので、ご一緒に大切なシャントを良好に保っていきましょう。



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